プゾー好きさん
お尋ねの件、お答えします。
夏の使用の件は、私は汗ばみやすいので、4月頭から10月中旬位はスナップバック、スクリューバック共にリューズ部の不安もあり、古い時計は使用しません。ダイバーズ、現行、懐中時計を使用します。裏蓋の件は、両方共にスナップバックです。ナルダンの件は裏蓋内側にナルダン銘のよく見られる刻印があり、断定はできませんが、暫定的に呼びました。過去、懐中時計、腕時計含めて、時計学校卒業制作とされる時計は催事や店頭などで15本前後の現物を見てますが、個人的な主観になりますが、1940年代初め位までは12時下に校名がプリントされる場合が多いように感じます。対して、1940年代半ば以降は、無記名の文字盤が多いように感じております。根拠に乏しく謎が多いのも、卒業制作時計の成り立ちの上で判断を難しくさせていると思われます。
ナルダン銘の裏蓋の時計が、卒業制作時計と説明され購入した時計です。
むしろ、購入動機はプゾー260搭載だった方が強かったですね。
以下、個別の特徴です。
卒業制作時計
カーブした文字盤は表記なしの無地、12.2.4.8.10以外は楔形、プレスの処理。
機械にはメーカー銘はありません。き止め位置OK、文字盤足確認、文字盤側も含めて、全体のフィッティングも違和感は感じませんでした。この辺は主観を交えたカン所なのでご了承ください。
角穴車、丸穴車はサンバースト処理、受けはロジウムメッキで模様無し、面取りはちょっと深めに丁寧、パテの12-120やインターの83位です。日の裏は通常の大きさの総ペルラージュ、テンワの下は非常に目の細かいペルラージュ、テンワにはチラネジが多数ビッシリです。忘れてましたが、文字盤はホワイトマット、針はリーフです。
チューラー
キドメ、文字盤足位置OKです。
文字盤はシルバーマットに彫りバーインデックス、バー針
受けはロジウムメッキでジュネーブ模様ではない斜めに入るストライプ模様、日の裏模様無し、受けの面取りは浅めの軽い面取り、テンワ下は通常の大きさのペルラージュ
スナップバックはナルダンです。
裏蓋は元の裏蓋に戻し、グラスバックはビニール小袋に入れ、付属してます。
こんな感じでした。
お役に立てれば幸いですが。