大盃(オオサカズキ)
江戸時代からある古い品種で、秋の紅葉で有名な品種です。
芽出しは薄緑でだんだん緑となり、秋には見事なくらい真っ赤に紅葉します。
どこに植えても秋には真っ赤になるためモミジの王様と呼ばれますが、
オオモミジ系で葉が大きいことから好き嫌いが分かれます。
※画像用には小さい葉を選びました。
春:薄緑、初夏:緑:、夏:緑、秋:真っ赤に紅葉
猩々野村(ショウジョウノムラ)
オオモミジ系で葉が大きいです。※画像用に小さい葉を選びました。
芽出しは赤で夏にかけてだんだん深緑となり、秋に再び(必ず)紅葉します。
昨日あげた「紅鏡」に似た変化を楽しめますが、
こっちの方が夏の緑が深く、成長が早く、病気や害虫にも強いですね。
春:赤、初夏:赤、夏:深緑、秋:紅葉
ヤマモミジ
イロハ、オオモミジと並ぶ日本の3大原種モミジです。
個体差もありますが、基本的に葉はイロハより大きくオオモミジよりは小さいです。
葉の先端をなぞると綺麗な「○」になるのが特徴で、秋はほぼ黄葉します。
春:緑、初夏:緑、夏:緑、秋:紅葉&黄葉ですが黄葉が多い
出猩々(デショウジョウ)
イロハ系で葉が小さいです。
芽出しは鮮やかなほど真っ赤、夏にかけて緑となりますが、
秋は紅葉もあれば黄葉もあり、緑のままに終わるものもあって全く鑑賞に値しませんw
また、ウドン粉病に掛かりやすく画像のものもウドン粉病の症状が出ています・・・。
今年はすでに3度くらい消毒してるんですが、ハナミズキの倍以上ウドン粉病に弱いです。
ただし、小葉で芽出しが非常に綺麗なため盆栽の世界では高い人気を誇ります。
春:赤、初夏:緑、夏:緑、秋:紅葉&黄葉&緑葉
花散里(ナハチルサト) 別名:メープルレインボー
トウカエデ系の品種です。
芽出しは薄ピンクです。それから花が咲いたような白となり、
乳白色となってから黄色を経て黄緑、そして夏にようやく緑となって秋には紅葉&黄葉します。
このように葉色の変化が非常に多彩なため別名のメープルレインボーの由来となりました。
個人的におすすめの品種です。
春:ピンク→白→乳白色→黄、初夏:黄緑、夏:緑、秋:紅葉&黄葉
以上、私の厳選カエデ園芸品種+原種2つを紹介しました。
花が咲くわけでもなく、晩秋には濡れ落ち葉が厄介になりますけど、
私は素朴なモミジが大好きです。